りかちゃん電報と歴史 4
りかちゃん電報と歴史について。
ある日、タカラに、ひとりの女の子からこんな電話がかかってきたそうです。
「もしもし、リカちゃん、いますか?」
リカちゃんと一度でいいからお話をしてみたいと思ったのでしょう。
たまたま運良く、その電話に出たのは女性社員でした。
彼女は女の子の夢を壊してはならないと、とっさに判断し、機転をきかせてこう答えます。
「わたし、リカよ」
これ以降、タカラに電話をかけるとリカちゃんとお話ができるという噂が、少女たちの間でロコミで広まり、タカラあてに「リカちゃん、いますか?」という電話が日増しに多くなってきました。
そこで、開設されたのが「リカちゃん電話」なのです。
当初、リカちゃんの声は、アニメの『アルプスの少女ハイジ』のハイジ役、『うる星やつら』のテン役、『キテレツ大百科』のコロ助役などで有名な声優の杉山佳寿子さんが担当していましたが、リカちゃん生誕30周年を機に一般から募集するようになりました。
こうしてリカちゃんは、人形としては異例なことながら、声まで与えられるようになったのです。
それもきっかけは、たった1本の少女からの電話でした。
このように、リカちゃんは常に女の子たちの夢を反映し続けているのです。